tradinect one
私たちの想い

日本の伝統を、
世界と未来へ繋ぐ

tradinect one は、Tradition(伝統)と Connect(つなぐ)を合わせてつけた名前です。私たちは伝統工芸を売るだけの会社ではありません。作品の背景にある職人の人生や価値観、歴史や文化ごと世界や未来に届けたいと考えています。

私たちが向き合う課題
知らないものは、
選ばれません

日本には、世界に誇れる伝統工芸があります。それでも今、多くの工房が静かに店じまいをしています。後継者がいない。職人が高齢になっていく。安価な量産品との価格競争。そして何より、その工芸を知っている人が少しずつ減っている。

知られなければ、応援されない。応援されなければ、続かない。続かなければ、文化は失われる。

だから私たちは、まず知ってもらうことから始めました。売ることでも、守ることでもなく、出会いをつくること。それが、私たちの立っている場所です。

数字で見る
この40年で、産業は5分の1になりました。
生産額の推移
単位:億円。1983年度のピークと、直近の2022年度の比較。
5,400 1,050 1983 2022 -80.6%
従事者数の推移
単位:人。1979年度のピークと、直近の2022年度の比較。
288,000 48,334 1979 2022 -83.2%
従事者の年齢構成
50代以上が63.6%を占め、20代までは6%。経済産業省は、10年以内に従事者が半減する可能性を指摘しています。
6%
30.4%
45.6%
18%
〜20代 6% 30〜40代 30.4% 50〜60代 45.6% 70代以上 18%

出典:生産額・従事者数は一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会の推計(生産額は1983年度と2022年度、従事者数は1979年度と2022年度)。年齢構成は経済産業省 伝統的工芸品産業室資料より。30〜40代の割合は、公表値からの差分として算出しています。

私たちについて

祖母は、ある日、針を置きました。

祖母は着物の仕立てを、母は茶道を。伝統は、家族のなかにありました。

私の祖母は、着物の仕立てを仕事にしていました。長く続けてきた仕事でしたが、年齢を理由に、あるとき針を置きました。母は今も茶道を続けています。けれど同じ流派に集まる人は、年々少なくなっています。

伝統が失われるとき、大きな出来事は起きません。ひとりが手を止め、集まる人が一人ずつ減っていく。ただそれだけです。誰かが動かなければ、そのまま静かに終わってしまう。それを家族のすぐ隣で見てきたから、私は自分が動かなければと思いました。

tradinect one は、沖縄本島北部の本部町を拠点に、夫婦二人で営んでいる小さな事業です。大きな組織ではないぶん、職人一人ひとりと直接会い、その人のペースに合わせて進めることを大切にしています。

私たちは最初から伝える側として工房を訪ねたのではなく、まず教わる側に立ちました。心を動かされたのは技術そのものではなく、その技術を選び続けてきた人の生き方だったからです。だから作品を紹介するときは、必ずその人ごと紹介します。

中野 方乃 — tradinect one 代表 沖縄県国頭郡本部町
ミッション・ビジョン・バリュー
tradinect one の MVV
Mission
伝統工芸を、未来へつなぐ。
「残す」ではなく「つなぐ」という言葉を選んでいます。文化は保存するものではなく、人から人へ手渡されていくものだと考えているからです。
Vision
職人であることが、選べる仕事であり続ける社会へ。
若い人がこの道を現実的に選べるように。そのために必要な収入と評価が、職人本人に届く仕組みをつくります。
Value
モノではなく、物語を。
誰が、どんな想いで、どうやって作ったのか。その物語ごと手渡すことが、私たちの仕事のいちばん中心にあります。
応援ではなく、出会いから。

一枚の布からでも、一日の体験からでも。どちらも同じところにつながっています。